造形ワークショップのご報告!
造形ワークショップ
体の一部を立体コピーしてみよう!!ということでワークショップを開催しました。

小さな子どもさんから、ご年配の方まで、沢山の方にご参加いただき、ありがとうございました。
やっぱり造形は楽しいですね。一人でじっくり作品と向かい合う制作時間も貴重で心地好い物ですが、みんなでワイワイ素材と戯れる面白さは、また格別な喜びをもたらせてくれます。
今日も初老のご夫人と、見ず知らずの小さな子どもが並んで造形を楽しむ姿に出会う事ができました。美術を続けていて、最も嬉しい瞬間の一つです。
今回のワークショップの目的には下記の4つがありました。

①美術作品の技法を体験的に知る。
②立体である自身の体を、三次元として再発見する喜びを楽しく無意識に行う。
③石膏という優しく、美しい素材に、触れる。
④造形体験を、作品として持ち帰り、生活の中で時間を超えて存在させることによって、その時しかない自分や家族の姿を留めておくすばらしさと、時間の残酷で確かな進行を、視覚的に気づく。
①の美術の技法としてですが、今回私はブロンズ精密鋳造とロウの鋳造を組み合わせた作品を出品しています。その様な現代アートの技法としても用いられる、石膏の流し込みによる今回のワークショップは、手軽にリアルな造形活動の醍醐味を体験していただけたのではないでしょうか。

④の時間を超えて、ご家族の体の一部を石膏像として、形態を留めておくことは、その時の体の大きさや、肌状況を留めておくことに止まらず、未来のいつかそのとき、かつての、一人一人の記憶と家族の思い出の出来事を思い出させる、装置として機能するのではないでしょうか。
それは、まさに我々がこの度のイベントで目指し、求めるタイムトンネルに他ならないのす。
ご参加いただいた方々、本当にありがとうございました。
福井一尊 (ふくい いっそん)
造形家
1976年夏生まれ。大学院在学中より、様々な素材を使った美術作品を制作し、発表を続けている。個展開催、企画展参加など多数。人と人、あるいは人と社会をつなぐエネルギーとして、アートの可能性を信じている。2007年から松江市在住。現在、島根県立大学短期大学部専任講師 。




